むくみ・冷えでよくあるお悩み
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仕事をした後に
足がむくむ -
気温が下がって
くると、手足の
冷えがつらい -
むくみが起きる
理由を知りたい -
むくみと冷えを
解消したい
意外とつらいむくみと冷え!
その症状の影には大きな病気が隠れていることも
デスクワークや立ち仕事で夕方には足がパンパンにむくんだり、
手足の指先が氷のように冷えたりした経験はありませんか?
このようなむくみや冷えの症状は、男性に比べて女性に多くみられます。
むくみや冷えも軽度の症状であればあまり気になりませんが、症状が酷くなるとつらいものです。
また、むくみや冷えの原因に大きな病気が隠されていることもあります。
今回は、むくみや冷えの症状や原因、対処法などをご紹介します。
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鍼灸は、痛みや熱さがあると思われて嫌厭されることが多く、まだ経験したことがない方も多いかと思います。
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不眠やストレスと言った、身体症状以外にも効果が期待できます。
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足つぼ療法は内臓の不調や血行不良、むくみなど幅広い症状に効果が期待できる施術であるため、多くの方におすすめです。
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あすもはりきゅう整骨院での【むくみ・冷え】の施術・対処法
「冷え」とは漢方医学の概念で、病気というわけではありません。
東洋医学には「未病(病気ではないけど健康でもない状態。しかし放置すれば病気になってしまう段階)」という考え方がありますが、「冷え」はまさに未病の一つであると捉えています。
なので、冷えのある方は身体が教えてくれる何かのサインだと考えるとよいでしょう。
西洋医学においては「冷え症」は自律神経失調が原因として、鉄やビタミンなどを処方されることが多いようですが、根本的な解決にはなかなかならないようです。
確かに自律神経失調と冷えは関係しますが、そうなる前段階において、冷えの原因が何なのかを探って予防することが大切です。
冷たい食べ物や飲み物の摂取、エアコンの普及、薄着、運動不足や睡眠不足、ストレスなどが挙げられますので、一つ一つを見直していけばセルフケアはできるように思います。
ご自分で、①運動、②食生活の改善、③服装、④入浴、⑤睡眠などを再チェックしてみましょう。
また、自律神経の乱れは血行障害を起こし、冷えの原因になるので、心も身体も十分に癒すことが大切です。
鍼灸、ボディケア、足つぼ療法は、リラクゼーションに最適ですし、むくみの原因となる血行不良を解消するにも効果的なケアです。
むくみや冷えはなぜ起きる?症状や原因について解説
むくみと冷えはそれぞれ症状が異なりますが、原因は一致します。
その原因とは、血液や組織液の循環が悪くなるということです。
本来は心臓から送り出された血液が、動脈を通って身体中を循環し、静脈を通って心臓へと戻ってきます。
しかし、何らかの原因によって送り出された血液が静脈で滞ると、むくみや冷えといった症状が起きます。
むくみと冷えの症状を確認しながら、どのような原因があるのか詳しくみていきましょう。
【むくみの症状】
むくみは、身体の中の組織と組織の間に水分が溜まった状態です。
医学的には、浮腫(ふしゅ)とも言われます。
組織の間に水分が溜まるとむくみは生じるので、身体のさまざまな場所でむくみます。
その中でも足は重力によって循環が悪くなりやすいため、むくみが出やすい部位といえるでしょう。
むくみが生じると組織の間に水分が溜まり、表面的にはパンパンに膨らんだような状態になります。
見てわかるほどむくんでしまうと、重だるさを覚えることもあります。
【冷えの症状】
冷えは手足の指先といった身体の末梢部分の血流が乏しくなり、指先が冷たくなった状態です。
もともと、指先には大きな血管が通っていないため、冷えやすい部位といえます。
それに加えて、血液の循環不全が起きると、より血液が指先に行き届かなくなり、冷たさを感じやすくなります。
【むくみ・冷えの原因】
●運動不足
人の身体には重力がかかっているため、体内の液体も下の方へ溜まってしまいやすいです。
ですが、歩いたり、運動したりすることで足の筋肉を動かすと、筋肉がポンプの作用を果たして足に溜まった液体を心臓へと押し戻してくれます。
この作用により、通常はむくみや冷えを感じることなく生活できています。
しかし、デスクワークや立ち仕事で足をあまり動かさない運動不足の状態になってしまうと、足の筋肉によるポンプ作用が働きません。
これによって、循環が滞り、むくみや冷えが起きてしまいます。
●ストレス
ストレスを感じると、コルチゾールと言われるストレスホルモンが分泌されます。
コルチゾールは体内の水分排泄を阻害する働きをもつため、不要な水分を排泄できずにむくみの原因となってしまいます。
●水分の過剰・過少摂取
水分を過剰に摂取すると身体中の水分量が増えてしまい、むくみや冷えが起きやすくなります。
ですが、反対に水分を取らなさすぎても、身体が水分が足らないと判断して水分を溜め込んでしまいます。
このような働きが身体にはあるため、水分の摂取量が少なくてもむくみや冷えが生じます。
●ミネラルバランス
味の濃い食べ物を食べた翌日に、むくみを経験したことはありませんか?
このむくみは、塩分の強い食べ物を食べたことによって身体の中のミネラルバランスが崩れ、身体に水分を溜め込んでしまうようになることが原因です。
過剰に体内に水分がある状態は、むくみや冷えといった症状を引き起こします。
むくみや冷えはさまざまな原因が影響している症状です。
また、これらの原因以外にも腎臓が悪くなったり、血管系の病気になったりすると、むくみや冷えの症状が出ます。
むくみや冷えを軽いものと考えずに、一度対策を行ってみましょう。
むくみと冷えの対処・予防には血流改善が重要
むくみや冷えは、原因にもよりますが、普段の生活から意識することで対処や予防できる症状です。
ここでは、むくみや冷えの対処法や予防法をご紹介します。
悩んでいる方はぜひ試してみてください。
【むくみ・冷えの対処法】
●運動
むくみや冷えは運動不足によって体内の循環が悪くなることが原因だとお伝えしました。
運動して体内の循環を改善させると、むくみや冷えの症状も改善されます。
特に足は循環が悪くなりやすいため、足を動かす運動がより効果を期待できるでしょう。
階段を使うようにしたり、かかと上げのような運動をしたりすると足の筋肉が働き、循環が良くなります。
●マッサージ
運動する以外にも循環を改善させる方法として、マッサージがおすすめです。
体表から手や足のむくんでいる場所をマッサージしてあげると、循環が改善されてむくみや冷えの症状が軽減します。
●足つぼ
身体に数多くあるつぼの中には、むくみや冷えに効果があると言われているつぼもあります。
そのつぼは、三陰交(さんいんこう)と言われるつぼです。
場所はうちくるぶしの一番上から、指4本分上がった、骨と筋肉の間にあります。
このつぼを気持ち良さを感じる強さで押すと、むくみや冷えの改善に効果が期待できます。
【むくみ・冷えの予防法】
●筋トレ
男性に比べて女性でむくみや冷えが生じやすいのは、筋肉量に差があることがひとつの原因です。
筋肉量が少ないと、筋肉によるポンプ作用が弱く、循環が滞りやすくなります。
つまり、筋トレを行って筋肉量を増やすと、むくみや冷えを予防できます。
筋トレする部位は、循環が滞りやすい下半身の筋トレをすると良いでしょう。
スクワットやかかと上げなどの筋トレが、下半身の筋肉を鍛えられるのでおすすめです。
●生活習慣の改善
暴飲暴食や塩分の過剰摂取、寝不足などの生活習慣の乱れは、ミネラルバランスの崩れやストレスを引き起こします。
これらは、むくみや冷えを引き起こす原因となるので、生活習慣を改善して避けるようにしましょう。
まずは、十分な睡眠時間の確保と健康的な食事をとることが大切です。
むくみや冷えは、さまざまな原因によって生じます。
その多くは、循環が悪くなるという点で共通しており、循環をいかに改善するかがむくみや冷えの解消には重要です。
ここでご紹介した対処法や予防法を取り入れて、むくみや冷えの悩みを解消してみてください。
著者 Writer
- 院長:上野 嘉隆(うえの よしたか)
- 資格:鍼灸師、柔道整復師
趣味:アコースティックギター、剣道、旅行、食べ歩き