鍼灸で身体の不調を解消!
しかし、鍼灸には東洋医学ならではの効果が期待できることをご存知ですか?
鍼灸とはどのようなものか、特徴や効果などを詳しくご紹介します。
鍼灸を受ける方によくある症状
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身体の不調が
あるけど病院へ
いきたくない -
慢性症状が
改善しない -
東洋医学に
興味があるけど
鍼灸は痛そう -
ツボって本当に
効果があるのか
知りたい
東洋医学の鍼灸とは?鍼や灸の特徴をご紹介
鍼灸とは、東洋医学の施術法のひとつで、名前の通り鍼や灸を使用します。
身体のバランスを整えて、機能回復をはかる施術方法です。
鍼や灸で身体の一部を刺激すると、その部位に関連した反応が起きます。
この反応を利用して、一人ひとりが持つ自然治癒力を高め、症状の改善を目指します。
鍼灸で刺激する場所はツボと呼ばれ、正式には経穴(けいけつ)と言います。
経穴は2008年にWHO(世界保健機関)が、361の経穴を国際標準として公表しています。
しかし、実際には現場の施術経験に基づくツボもあり、その数はWHOが公表しているものよりも多いと言われています。
また、東洋医学では経穴以外に経絡(けいらく)と言われる気の通り道も重要です。
経絡は身体の中を気が通るときの道であり、20本あると言われています。
そのうち、12本あるメインの経絡を正経十二経脈と言います。
鍼灸では、どのような鍼や灸を施術の際に使用するのかご存知でしょうか。
ここでは、鍼や灸のそれぞれの特徴をご紹介します。
【鍼の特徴】
日本の施術では主に長さ約15mm~90mm、太さ直径約0.10mm~0.30mmの極めて細いものを使用し、症状に合わせて、適切なツボに刺入します。
刺入するときは管鍼法(かんしんほう)と言って、円形の筒の中に鍼を入れ、柄の部分を叩いて身体に刺します。
管鍼法(かんしんほう)は、痛みが少ない日本独自の方法です。
鍼はさまざまなものがあり、金や銀などで作られている鍼もあります。
現在は、感染症と言ったリスクを避けるために一回限りで使い捨てができるステンレス製のディスポ鍼を使用することが多いです。
また、ディスポ鍼でなくとも鍼灸院の開設には高温高圧式滅菌装置の設置が義務付けられているので、滅菌・消毒に配慮されています。
【灸の特徴】
艾(もぐさ)と言われるよもぎを乾燥させたものを使用して、ツボに熱刺激を与えます。
灸の種類は、主に次の3つがあります。
●直接灸
皮膚の上に直接、 艾(もぐさ)を乗せて、火をつける方法です。
直に肌に乗せて着火するため、施術後には跡が残ります。
別名、有痕灸(ゆうこんきゅう)とも言われます。
●間接灸
皮膚と艾(もぐさ)の間をあけるように、台座や灸点紙と言われるものを使用して、火をつける方法です。
直接灸に比べて熱さを感じにくいという特徴があります。
鍼や灸で気になることと言えば、痛みや熱さです。
ですが、先ほどもお伝えした通り、日本で使用される鍼は細いものを使用しているため、痛みはとても少ないです。
また、痛みを感じたとしても、チクッとする程度と言われています。
灸は使用するサイズや方法によって、熱さが変わります。
熱いのが苦手な方は熱くなりにくい間接灸を選べば、多くの場合熱さはごくわずかで、温かいと感じる方もいるでしょう。
鍼灸の効果にはどんなものがあるの?
鍼灸によって、身体の痛みや不調が解消されるメカニズムはまだ完全に解明されていません。
現在考えられている作用の仕組みとしては、ツボを介した刺激が脳へと行き、神経物質やホルモンを分泌することで症状を改善させているといわれています。
また、鍼灸には血行促進作用があることもわかっており、この作用は炎症鎮痛や痛みの緩和が期待できる効果です。
このように未だ解明しきれていない鍼灸ですが、その効果を期待できることは事実と言えます。
次に鍼と灸、それぞれの効果を詳しくみていきましょう。
【鍼による効果】
鍼は体表から刺入して、体内を刺激します。
●鎮痛作用
鍼を身体に刺入するとその刺激が神経を通り、脳へと届きます。
その刺激を脳が受け取ると、鎮痛作用のある内因性オピオイドと言われる物質を分泌し、身体に生じる痛みを緩和します。
●血行促進
鍼の刺激は自律神経にも影響を与えます。
自律神経は意識せずとも働いており、身体のバランスを調整している神経です。
この自律神経に不調をきたすと、血管や内臓の働きが悪くなってしまいます。
それによって血行が悪くなるという症状が出ることもあります。
鍼には自律神経を調整する効果が期待できるので、血行を促進して症状の改善につながります。
【灸による効果】
灸は体表から身体を刺激します。
●免疫力向上
皮膚に熱刺激を与えることで筋肉や血管、リンパにも影響を与え、血行が促進されることで免疫力アップにつながります。
●鎮静効果
灸で使用される艾(もぐさ)は、よもぎから作られています。
よもぎにはシオネールと言われる成分が含まれており、シオネールには鎮静効果があります。
この鎮静効果によって、神経のたかぶりや緊張状態を緩和することが期待できるでしょう。
【鍼灸により改善される症状】
鍼灸で改善される症状は多岐にわたり、多くのつらい症状や病気に対応しています。
その中でも特に効果を認められている疾患は、次の6種類です。
●神経痛 … 坐骨神経痛・三叉神経痛など
●リウマチ … 慢性で各関節が腫れ、痛む
●腰痛症 … 慢性腰痛
●五十肩 … 肩関節に痛みがあり、腕が挙がらない
●頚腕症候群 … 頚から肩、腕にかけて痺れて痛む
●頚椎捻挫後遺症 … 交通事故後のむち打ち後遺症など
また、近年になって鍼灸の効果の科学的な研究が進められています。
この研究によって、以前までは科学的に効果を証明できなかったものについても、今後効果が証明されるようになるかもしれません。
あすもはりきゅう整骨院の【鍼灸】
鍼灸は古代中国にルーツをもつ東洋の医術ですが、我が国では独自に発展してきた伝統医学の一つです。
病気をみる西洋医学に対し、東洋医学は病人をみると言われています。
西洋医学のように単に対処療法をするものではなく、病気の原因を考え、根本的な解決を目指すものです。
病気を治すのは薬ではありません。
人間のもつ自然治癒力こそが病気を克服するのです。
鍼灸は自律神経系に働き、免疫力を高める効果があります。
血行を促し、筋緊張を緩め、痛みを和らげたり、炎症を抑えたりします。
鍼灸にはさまざまな作用があり、単一の症状のみに効果があるわけではないので、不定愁訴といった複数の症状に対しても効果です。
急性の痛みには即効性を示すこともありますし、慢性痛も徐々に症状を抑える働きがあります。
当院では、症状に応じて使用する鍼の本数や刺鍼方法を変えています。
その日その時にあった鍼灸の施術を行うことで、症状の早期改善を目指しております。
鍼灸が適応となる症状はいろいろありますが、筋肉や関節の痛み、慢性の筋痛症、内臓の不調、眼精疲労や頭痛、自律神経失調などは特に効果的だと考えます。
鍼灸は薬のような強い副作用がなく、身体にやさしい施術ともいえます。
ぜひ当院の鍼灸を受けてみてください。
当院では鍼灸を優先的におすすめすることが多いですが、鍼灸が苦手な方は他のメニューにて対応させていただきますのでご安心ください。
よくあるご質問 FAQ
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- 鍼は痛いですか?お灸は熱いですか?
- 鍼の痛みや灸の熱さは症状によります。当院では気持ち良い程度の施術を心がけています。
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- 鍼は使い捨てですか?
- はい。当院では日本製(セイリン)のディスポ鍼を使用しています。
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- 副作用はありますか?
- ありません。ただし施術後に身体がだるくなることはあります。
著者 Writer
- 院長:上野 嘉隆(うえの よしたか)
- 資格:鍼灸師、柔道整復師
趣味:アコースティックギター、剣道、旅行、食べ歩き