寝違えでよくあるお悩み
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朝起きたら
首が痛い -
寝違えて
首が回らない -
寝違えの痛みが
数日経っても
治らない -
寝違えたときに
どうすれば
いいのか
わからない
朝起きたときに首に痛みが…その痛み、寝違えかもしれません
朝、ふと起きると「首が痛い…」
そんな経験をしたことがある方は、多いのではないでしょうか?
いわゆる「寝違え」と言われる症状です。
寝違えると首から肩にかけて痛みが走り、痛みがある方向へ首を回せなくなります。
酷いときには、首をどの方向に動かしても痛みが走ります。
2007年に行われた寝違えに関する意識調査によると、大多数の方が
今までに寝違えを経験したことがあったそうです。
このように多くの方に発生するリスクがある寝違えについて、症状や原因、改善方法を詳しくご紹介します。
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鍼灸は、痛みや熱さがあると思われて嫌厭されることが多く、まだ経験したことがない方も多いかと思います。
しかし、鍼灸には東洋医学ならではの効果が期待できることをご存知ですか?
鍼灸とはどのようなものか、特徴や効果などを詳しくご紹介します。
あすもはりきゅう整骨院での【寝違え】の施術・対処法
「寝違え」は、急に起こる首の痛みによって頚椎や肩甲骨の動きが制限された状態のことをいいます。
原因の多くは、長時間に不自然な姿勢をとったり、寒冷にさらされたり、疲労したあとに、首のひねりや肩甲骨を動かすことで起こる一過性の筋肉の痛みです。
首の動作が制限されるとさまざまな日常生活動作が妨げられます。
そういうことから、当院では即効性のある鍼灸施術をおすすめします。
鍼灸の最大のメリットは鎮痛効果にあります。
さらに筋緊張を緩め、関節の動きを広げる作用があります。
寝違えのような急性の痛みに対して、鍼灸は目に見えて効果が実感できるものであります。
急性の痛みの場合、施術は連日行うとより効果的ですので、続けて通院することを提案しております。
寝違えの予防は、まず首肩を冷やさないこと、そして疲れた時はゆっくりとお風呂でよく温まってから就寝することをおすすめします。
またご自身にあった枕の高さやクッションの硬さなどを変えてみるのも有効かと思われます。
慢性化して常に首が痛んだり、繰り返し寝違えが起こることもありますので、鍼灸のみならず予防としては定期的なボディケアもおすすめです。
誰にでも起こりうる寝違えの症状と原因
寝違えというものは、基本的には起床したときに首から肩にかけての痛みで発症に気づくことが多い症状です。
しかし、検査や画像で痛み以外に明確に判断できる変化が見られないことが多いので、寝違えの原因はよくわかっていません。
ですが、現在のところ、次の3つが寝違えの原因ではないかと考えられています。
●睡眠中の不自然な姿勢
●急な運動・労働
●頸椎の炎症
それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。
【寝違えの原因】
●睡眠中の不自然な姿勢
寝違えという通り、その原因のひとつは睡眠中にあると考えられています。
睡眠中に首に負担がかかる不自然な姿勢を長時間とってしまうと、首の筋肉に負担がかかったり、血流が阻害されたりするためです。
通常は寝返りをして、不自然な姿勢を長時間続けないようにしているのですが、合わない寝具やお酒を飲んで泥酔状態だと、寝返りができません。
そのため、睡眠中に不自然な姿勢を続けてしまい、筋肉に負担がかかって寝違えると考えられています。
●急な運動・労働
寝違えは、就寝前の急な運動や労働によっても発生すると考えられています。
いつもはやらない運動や労働をすると、筋肉に過剰に負担がかかって筋肉が痙攣してしまうことがあります。
この痙攣が首から肩にかけての筋肉に発生することで痛みが出現し、寝違えになります。
●頸椎の炎症
首は、7個の骨が積み重なって構成されていることをご存知でしょうか。
この骨と骨の間には関節があり、この関節部分に炎症が発生すると痛みが生じ、寝違えとなる場合があります。
関節の炎症はスマホやパソコンを長時間、不良姿勢で使用することで、関節に負担がかかることが原因です。
このように、寝違えにはさまざまな原因が考えられていますが、正確な原因はいまだにわかっていません。
【寝違えの症状】
寝違えの主な症状といえば、やはり首から肩にかけての痛みです。
特に、首を一方に回そうとしたり、傾けようとしたりする時に痛みが発生します。
痛みは、数時間から数日程度で自然と治ることが多いです。
しかし、寝違えがひどい場合には、手にしびれを感じ、数日経っても痛みやしびれが改善しないこともあります。
また、寝違えは首周辺の筋肉に負担がかかるので、脳への血流が悪くなり、頭痛を訴える方もいらっしゃいます。
寝違えの痛みの対処法と普段から心がけたい予防法
寝違えは、現在のところ原因がはっきりとしていない症状です。
しかし、痛みは確実にありますし、多くの方が経験します。
そのため、自分が寝違えたときに適切な対処法や予防法を知っておくことが大切です。
【寝違えの対処法】
寝違えたときの対処法は、次の3つです。
●安静
症状でご紹介したように、寝違えは通常、数時間から数日程度で自然に改善します。
そのため、余計な負担がかからないように安静にすると良いでしょう。
特に痛みが出る方へ、無理に動かすと悪化してしまうこともあります。
ですので、寝違えたら無理に動かさず、痛みを感じないように安静にして、過ごすようにしましょう。
●湿布を貼る
痛みがある部位に直接湿布を貼るのも良いでしょう。
湿布には消炎鎮痛作用が期待できるので、寝違えの痛みを緩和してくれます。
ですが、痛いからといって長時間貼り続けるのはおすすめしません。
肌にトラブルが発生することもありますし、湿布の効果が十分に発揮されないこともあります。
湿布を貼るときには説明書を読み、適切な時間貼るようにしましょう。
●痛みがない範囲でのストレッチ
寝違えの痛みが軽度で少し動かせるようであれば、軽いストレッチで改善することがあります。
頭を左右に倒したり、軽く回したりするストレッチや運動で首・肩の筋肉が解れるためです。
ストレッチをするときの注意点としては、痛みを我慢してやらないことです。
痛みを我慢して、無理にストレッチをしても痛みは改善しませんし、場合によっては逆効果になることもあります。
そのため、ストレッチをする時には痛みを感じない範囲で、軽く行うようにしてください。
【寝違えの予防法】
寝違えは普段の生活に注意することで、予防できます。
寝違えの予防方法は、次の3つがあります。
●泥酔状態で寝ない
お酒をたくさん飲んで、泥酔した状態で寝てしまうと寝違えるリスクが高くなります。
泥酔状態だと睡眠中の寝返りが少なくなったり、頭が枕から落ちても気づかなかったりと、睡眠中の身体への負担が高まるからです。
その証拠に忘年会や歓送迎会のある12月・3月・4月は、寝違えを起こす方が多いとも言われています。
このように、泥酔状態で寝ると寝違えるリスクとなるので、お酒は程々に飲むようにしましょう。
●寝返りのしやすい寝具を使う
寝返りをしにくい寝具を使っていると、睡眠中に身体を動かすことができないので、不自然な姿勢を長時間とることになります。
そのため、寝返りのしやすい寝具を使って、寝返りを妨げないようにすると良いでしょう。
具体的には、柔らかすぎるマットや高さの合わない枕の使用を避けてください。
人の身体には個人差があるので、適切な寝具は一人ひとり異なります。
自分に合った寝具を探すときは、いろいろなマットや枕を試してみたり、寝具専門店で相談してみたりすると良いでしょう。
●同じ姿勢を長時間持続しない
デスクワークや家事などで、ついつい長時間同じ姿勢を取ることも多いですが、同じ姿勢を取り続けるのは寝違えのリスクが高まります。
同じ姿勢を長時間続けると、負担が一箇所にかかり続けるので身体にとって良くありません。
特にデスクワークや家事は前傾姿勢で、頭を前に突き出した姿勢となりやすいので、首や肩の筋肉に負担がかかります。
この姿勢によって、寝違えやすくなってしまうのです。
デスクワークや家事をする時には、長時間同じ姿勢にならないように、こまめに身体を動かすようにしましょう。
このように寝違えは、いまだ原因がはっきりとしていない症状です。
しかし、その発生率は高く、誰にでも発生する可能性があります。
通常は長くとも数日で改善し、痛みがなくなっていきます。
ですが、痛みが酷かったり、何日も痛みが続いたりするときには、寝違えではないかもしれません。
その場合は、医療機関に行ってみてもらうことをおすすめします。
著者 Writer
- 院長:上野 嘉隆(うえの よしたか)
- 資格:鍼灸師、柔道整復師
趣味:アコースティックギター、剣道、旅行、食べ歩き