光線療法

「光線療法」とは?

一般的にあまり馴染みのない「光線療法」という施術をご存じでしょうか?
実は歴史が古く、海外でも広く取り扱われている歴史のある施術方法の1つです。
人工的な光を利用して身体の緊張や柔軟性を解消し、血流改善などの効果をもたらし慢性的な腰痛や肩こりの緩和などに利用される施術です。
こちらでは、その光線療法の具体的な効果や特徴について詳しくご紹介いたします。

光線療法を受ける方によくある症状

  • 日常的に
    肩こりや腰痛に
    悩んでいる

  • ふとした時に
    関節痛がつらい

  • 仕事や家事の
    疲れがなかなか
    抜けない

  • 寝つきが
    悪い時がある

光線療法とは?

光線療法は、赤外線や可視光線を照射することで身体の深部へ温熱効果を与え、血流促進や組織の修復を促す施術です。
整骨院の他にも、医療やリハビリの分野でも古くから活用されており、自然治癒力を高める補助的な手段として注目されています。

光線療法に使用される光線の種類には、主に次のものがあります。

 

【赤外線(IR:Infrared Ray)】

身体の奥深くまで到達し、筋肉や関節の温熱効果を高めます。
血流促進や筋肉のこわばりの緩和に有効です。

 

【可視光線(VL:Visible Light)】

波長によって異なる作用を持ち、皮膚表面の細胞活性化抗炎症作用が期待できます。

 

【紫外線(UV:Ultraviolet Ray)(一部の機器に搭載)】

ビタミンDの生成を促し、免疫力向上皮膚疾患の治療補助に使用されることもあります。

 

光線療法は、温熱作用を活かして神経痛・関節痛・筋肉疲労・冷え性・血行不良などの幅広い不調に対応できます。
痛みの軽減やリラックス効果も期待できるため、慢性的な不調を抱える方コンディショニングを整えたい方に適した施術法です。
副作用が少なく、心地よい温熱刺激が得られるため、幅広い世代の方に適した施術方法として注目されています。

 

光線療法で見込める効果と不調改善

光線療法は、赤外線や可視光線の温熱・生理作用を利用して、血流促進や細胞の活性化を図る施術です。
そのため、次のような症状の改善・緩和が期待できます。

 

【血行不良による冷え性】

冷え性は、末梢血管の収縮によって血流が滞り、手足が冷える・しびれるといった症状が現れます。
光線療法は毛細血管の拡張を促し血流をスムーズにすることで、末梢の血行障害を改善します。
特に、女性に多い冷え性や、自律神経の乱れによる血行不良に適しています。

 

【神経痛】

神経痛は、神経の圧迫や血行不良による炎症が関与して発症します。
光線療法の赤外線は深部組織まで届くため、神経周囲の血流を改善し酸素や栄養供給を促進することで、神経の興奮を鎮め痛みの軽減が期待できます。
特に、坐骨神経痛や肋間神経痛、三叉神経痛といった慢性的な神経痛の緩和に適しています。

 

【自律神経の乱れによる不調】

自律神経のバランスが崩れると交感神経の過剰な興奮により血管が収縮し、頭痛や肩こり、倦怠感が生じることがあります。
光線療法の温熱作用は副交感神経を優位にし、リラックス効果を高めることで自律神経の調整をサポートします。
これにより、ストレス性の頭痛や不眠などの改善が期待できます。

 

【筋肉・関節の痛み】

変形性関節症や関節リウマチなどの関節疾患は、関節周囲の血流が低下し炎症や痛みが持続しやすい状態です。
光線療法による温熱作用は、滑膜(関節を包む膜)の血流を改善し、炎症を鎮める働きをします。
また、筋緊張を和らげることで可動域の向上も期待できます。

 

【損傷治癒の促進】

光線療法の赤外線には、線維芽細胞を活性化しコラーゲンの生成を促進する働きがあります。
そのため、捻挫や打撲などの外傷後の回復を早める効果が期待できます。
また、骨折後のリハビリにも応用されることがあり、骨の癒合を促し痛みの軽減や機能回復をサポートします。

 

【皮膚疾患】

一部の光線療法では、紫外線を照射することで免疫系の過剰な反応を抑える作用を持っています。
これにより、アトピー性皮膚炎や乾癬などの皮膚疾患の炎症を抑え、かゆみの緩和や皮膚のターンオーバー促進が期待できます。

 

光線療法の注意点・デメリット

 

【施術直後のだるさ】

血流が急激に促進されることで、一時的にだるさを感じることがあります。

 

【効果には個人差がある】

体質や症状によって、感じられる効果に違いがあります。

 

【継続が必要】

1回の施術で劇的な変化を感じることは少なく、定期的な施術が推奨されます。

 

【熱感を伴うことがある】

敏感な肌の方は、施術部位に熱を感じる場合があります。

 

当院で行う光線療法

当院では、可視光線療法を提供しており、太陽に近い光線で有害な短調波の紫外線を含まない光線を照射していきます。

太陽光線に似た連続スペクトルの光線を照射する専門の機器(コウケントー)を使用し、特に「血流促進」「消炎・鎮痛効果」「免疫調節作用」が期待できるので、痛みが強いときやむくみがあるときに使用します。

また、症状が出ている患部だけではなく、足底や腰にも照射することで身体全体の循環を促進したり、他の施術と組み合わせることで、相乗効果も期待できます。
慢性的な痛みや冷え性に悩む方におすすめの施術です。

 

施術者コメント

光線療法は、身体に優しくアプローチしながら、自然な回復をサポートする施術方法です。
特に、慢性的な痛みや冷え性でお悩みの方におすすめです。
継続することで、より高い効果が期待できますので、ぜひ一度ご相談ください。

 

光線療法の施術の流れ

01|カウンセリング

お悩みや症状を詳しく伺います。

 

02|施術前チェック

お身体の状態を確認し、最適な照射方法を決定します。

 

03|光線照射

専用の機器を使い、適切な部位に光を照射します。

 

04|施術後の説明

施術後の注意点やアフターケアについてお伝えします。

 

05|次回のご案内

必要に応じて、施術の継続プランを提案いたします。

    よくあるご質問 FAQ

  • どのくらいの頻度で受けるのが良いですか?
    症状にもよりますが、週1~2回のペースが理想的です。
    状態が改善したら、間隔を空けながらメンテナンスしていきます。
  • 施術中に痛みはありますか?
    基本的には痛みはありません。
    温かさを感じる程度ですが、敏感な方は少し熱く感じることもあります。
  • 施術後に気をつけることはありますか?
    施術後は血流が良くなっているため、水分補給をしっかり行い、激しい運動は避けてください。
    光線療法に関するご相談やご予約は、お気軽に当院までお問い合わせください。

著者 Writer

著者画像
院長:上野 嘉隆(うえの よしたか)
資格:鍼灸師、柔道整復師
趣味:アコースティックギター、剣道、旅行、食べ歩き
 

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院名:あすもはりきゅう整骨院
住所〒108-0074 東京都港区高輪4-21-1 サザン高輪202
最寄:JR品川駅・京急品川駅 高輪口(西口)より徒歩5分
駐車場:※駐車場はございませんので、車でお越しの方はお近くのコインパーキングをご利用ください
                                 
受付時間
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