ビタミンDの話⑤
ビタミンDの推奨摂取量は、1日25〜50μg(1000〜2000IU)ということですが、個人差があるため厳密には血中ビタミンD濃度を医療機関で測定して、決めるのがよいようです。
そして忘れてならないのが、太陽光を浴びること、つまり日光浴です。
ビタミンDの代謝は、直接肌にあたる紫外線により、皮膚(真皮)で起こります。
なので、腕や脚はできるだけ露出した状態で外出するのがより効率的です。
せっかく散歩に出ても、帽子にサングラス、マスクに長袖長ズボンといったガッチリガードの服装では、ほとんど紫外線が肌に届きません。
欧米へ行くと短パンTシャツにスニーカーという軽やかなファッションをよく目にするかと思います。現在日本に訪れている外国人旅行者を見ても一目瞭然。
まさにあれが日光浴を踏まえた散歩スタイルには適しているのではないでしょうか!
『医者が教える最高の栄養』満尾正著によれば、
夏場:「半袖半ズボン→週3で、15〜30分程度の日光浴」で至適濃度(40〜80ng/ml)が維持されるとのことです。
ただし、地域や季節や体質などによって目安は異なるため、国立環境研究所地球環境研究センターのウェブサイトの『ビタミンD生成・紅斑紫外線量情報』というページを参考にすることを勧めています。
お時間のある方はぜひ確認してみてください。
大雑把で出不精な私という人間は、そもそも細かい数字が苦手なため、だいたいな感覚で生きてますが・・・
日光浴の時間もおおよそです。
今まさに猛暑続く真夏日ですが、ほぼ半袖短パンにサンダルで出歩いています。1日1回は外に出て15〜20分くらい太陽の光を浴びるようにしています。
意識しなくても、ランチ休憩の時間などに外で少し日にあたるだけでもいいかと思います。
*ただし、日光の照射時間も40分を超えてくると、皮膚にとっては有害になるため、過剰は日光浴は気をつけましょう。
あくまでも体の中のビタミンDを増やすことが目的なので、細かな条件を気にするよりもストレスなく陽を浴びるということを意識するといいかと思います。
ビタミンD を摂取する → 日光浴をする → 体内でビタミンDが活性する → 免疫力が上がる
つづく