ビタミンDの話②

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今回はビタミンDがさまざまな病気の予防に効果的のようだという話です。

日本における三大疾病(がん、心臓病、脳血管疾患)を初め、骨粗鬆症、貧血、呼吸器疾患、喘息、アトピー、自己免疫疾患(リウマチや潰瘍性大腸炎など)、認知症、うつ病、くる病など

これらの疾患予防としてビタミンDが効果があるようです。

なぜ効果的かというのは、たくさんの研究データで示されてきることなのですが、どのような研究かを簡単に説明すれば、

これらの病気にかかっている患者さんたちの血液中のビタミンD濃度が、そうでない人たちに比べて、明らかに低いということだそうです。

つまり血中ビタミンD濃度を高く保つことで、これらの病気の予防ができるのではないか?という話になるのです。

もっと言えば、血中ビタミンD濃度を高く保つことは、免疫力を向上させるということです。

なので、前回のコラムで示したような食品を食べたりして、体内にビタミンDを蓄え、そして日光浴をして皮膚でビタミンDを合成させるということが大切です。

 

さて、先ほどから血中ビタミンD濃度という話をしてきていますが、正しくはカルシジオールという物質の濃度のことです。血中カルシジオール濃度を医療機関で検査すると、自分の血中ビタミンD濃度を知ることができるわけです。

カルシジオールは、活性型ビタミンDの前駆物質のことですが、いきなり話だ?となるのでビタミンDが体内で作られる過程を示してみます。(*医者が教える「最高の栄養」著者:満尾正より引用)

まずビタミンDは、コレステロールを原料として合成する。(コレステロールも体には必要!)

コレステロールから作られるプロビタミンD3という物質が、皮膚(表皮内)において紫外線B波と反応して、プレビタミンD3という物質を作る。

さらに体温によって変化して、ビタミンD3となり、肝臓へ運ばれる。肝臓は、ビタミンD3をカルシジオールに変化させて、さらに腎臓やさまざまな細胞で活性型ビタミンDであるカルシトリオールへの代謝される。このカルシトリオールは活性型ビタミンDとしてホルモンのような作用をする。

◉ビタミンDの生成過程

・プロビタミンD3 ← コレステロール

↓  ←←←←← 紫外線

・プレビタミンD3

↓ ←←← 体温
(肝臓) ↓
・カルシジオール 25(O H)D3


(腎臓) ↓
・カルシトリオール 1-25(O H)2D3
【活性型ビタミンD】

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