ビタミンDの話 ①
前回カーボンアーク灯の話をしましたが、それに加えてビタミンDの話をしていこうかと思います。
実はこの話は「院長ブログ」でブックレビューをしようかと思いましたが、なかなかまとめる時間が取れないので細々とビタミンDの有効性などをこのコラムで伝えていこうかと思います。
まあ、とにかくビタミンDは骨を作るホルモンだというふうなことで知られていますが、実際はさまざまな臓器や細胞に関係して、トータル的には免疫機能を高めるということが近年の研究ではわかってきているようです。
そもそもビタミンは身体にとって必要なもので摂取しなければならないものですが、ビタミンDはその作用の仕方からホルモンのような役割をするとされています。
経緯があってビタミンという名が付けられたのですが、実質的にはホルモンと考えてもよいようです。
細かなお話に入る前に、ビタミンDは身体に良いわけなので、最初にどんな食物に豊富に含まれているかを述べておきます。
<魚介類>
シャケ、紅鮭、マグロ赤身、あんきも、しらす干し、魚卵(いくら・たらこ・数の子など)、うなぎ、穴子、ニシン、真いわし(特に丸干し)など
これらはビタミンD3が豊富で、積極的かつ日常的に摂りたいものですが、魚卵やあん肝はプリン体が多く含まれ、食べ過ぎると痛風の原因になる尿酸の値が高くなるため注意が必要です。
きのこ類にもビタミンDは含まれますが、ビタミンD2というもので、ビタミンD3に比べると生理活性が低いため、ビタミンDとしてのメリットは低いようです。
そんなわけで、これらの魚介類を積極的に食べて、体内にビタミンDを蓄えます。さらに鉄分(特にマグネシウム)も一緒にとると効率的です。
でもただ食べてるだけではダメです!!❌
日光浴をしなければ、皮膚でビタミンDは活性されません。
なるべく日中外に出て手足の肌を露出して太陽光に当たる時間を増やしましょう!
今回はこの辺で話を区切ってまた次回に続けていきます。
【補足】魚が苦手とかの人は、肝油ドロップがいいかと思います。またマグネシウムなどはサプリメントで補っていきましょう。