カーボンアーク灯
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
5月に入り陽気も暖かくなり始め、いくらか関節痛を訴える方々が治療院から遠のいている感じもみられます。
とても良い傾向です!
さて、このたびコーケントーという治療機器を導入しました。
正式には可視総合光線療法と呼ぶようですが、かつて映写機に使われていたカーボンアーク灯と同じようなものかと認識しています。イタリア映画「ニュー・シネマ・パラダイス」(1988)に出てきてたあれです! BGMが名曲ですよね!
さてこの光線治療器ですが、当院で長年使用してきている超音波や遠赤外線などとまた一つ異なる効能が期待されます。
調べるとこの治療技術は歴史も長く、さまざまな愁訴に対しての予防が期待できるものと考えております。(1893年デンマークのニールスフィンゼンという科学者が光線療法で功を奏した。)
基本的には、免疫力を上げるという鍼灸治療とも目的が被るところがありますが、一つ注目したいところはビタミンD(日光浴により体内で生成される)に大きく関与するというところでしょう。
太陽光を浴びすぎると皮膚がんになるなどと昔から大々的に言われてきているため、日光浴を避ける日本人は比較的多い傾向があるかと思いますが、この治療器はそういった不安も払拭してくれそうです。
近年、コロナ禍以降、後遺症などさまざまな愁訴でお悩みの方が多いようです。そこで注目されているのがビタミンDだとの記事も目にしたことがあります。
ビタミンDは基本的には骨を作るものと考えられていますが、近年の研究では他にもさまざまな作用があるようです。詳しくは、院長ブログにも後日アップしておきたいと思います。
そんなわけで、4月の初めに導入して以来、試験的に数名の常連様に使用してますが好評です。
私自身にも照射を試みていますが、副鼻腔炎の調子がいいです。あと足の冷えや胃痛などが改善傾向です。
鍼灸と組み合わせながら色々なケースで積極的に使用していきたいと思います。